GUCCI サンダルをレザーオールソール

ご近所のお店のお客様からGUCCI(グッチ)のサンダルをお預かりしました。

10年ほど前に購入してこの季節にはご愛用されている靴らしいです。P1030202 外見からは問題なく見えるのですが、P1030200 左足の方はこのような状態でお持ちいただきました。P1030201 ソールはウレタン素材で表面は白の塗装で作られていました。

ウレタン素材はいつかは加水分解してこのように劣化するのでどうしようもありませんが、ある時、急にこのように割れてしまいます。

今回はお持ち頂いたのがヒール靴ということもあり、路上で急に割れてしまうと大変危ないですね。P1030273 <after>

途中工程の写真を撮り忘れましたが、靴の後部は曲がらないように補強して、前部は屈曲性のあるレザーソールで靴底を全体交換【オールソール】しました。

元のソールが厚いのでイメージから離れすぎないように5mm程の厚みのレザーソールを使用しています。

革なので劣化の心配もなく安心して履いていただけると思います。P1030272ご近所ということもあり、ヒールはお客様と細かく打ち合わせをしながらお好みの形状、高さのプラヒールを選んでいただきました。

プラヒールにはスタック革を巻き付け、ナチュラルな色で仕上げています。

ヒール高さのバランス、角度、ソールの接地面 など歩行、靴に支障がないように修理するのがポイントでした。

レザーソールということもあり、この時点で【ハーフラバー】で靴底を保護しています。P1030275プラヒールはネジで固定するのでブランドロゴはなくなります。

クッションと革の中敷きを貼っています。P1030270これからも愛用していただければと思います。

ありがとうございます。

 

パンプスレザーオールソール ¥9,800(税抜)

プラヒール+スタックレザー加工 ¥7,000(税抜)

vibram 1mmハーフラバー ¥2,700(税抜)

納期 2週間ほど

Gucci(グッチ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)