GUCCI(グッチ)ビットローファーの靴底を厚底のビブラム2070ソールへカスタムオールソール交換修理

P1340557こんにちは東です。

GUCCI(グッチ)のビットローファーを常連様よりお預りしました。

P1340558今回はだいぶ特殊な内容で修理を進めさせていただきます。

お客様はご購入後、靴をあまり気に入られていない模様で、大きくイメージを変えるのをご希望されました。

P1340559ビットロファーはこの「ビット金具」が特徴ですが、どこかいやらしさを感じる模様で、取り外すのをご希望されました。

取り外した後のデザイン変更は構造上、難しそうなので、外した状態のままにしておきます。

P1340560続いて靴底です。

以前、新品状態で「ハーフラバー」補強をさせて頂きましたが、その後あまり履かれていない状態です。

P1340561ソールが薄いのが苦手な模様なので、ファッション靴のローファーのように厚い靴底にする事をご希望されました。

P1340562ローファーはシャープな見た目だけでなく、靴が脱げにくいようにヒールを低く、返りが良いように薄い靴底を使用するケースが多いです。

ソールを厚くすると履き心地のデメリットがありますが、今回は見た目の変更重視でデザインを変更する事となりました。

P1340563お客様のご希望の形に「カスタム」させていただきます。

P1340852元の靴底を剥がし、ウェルト(押し縁)をアッパーの縁に取り付けて出幅を作りました。

P1340853その下に黒のラバーミッドソールを取り付け、

P1340854靴本体を「マッケイ縫い」で縫いました。

P1340855ソールは「Paraboot(パラブーツ)」のソール交換でも使用する「ビブラム2070」の一体型ラバーソールを使用します。

P1340907<after>

ヒールがあるがっちりとした印象です。

P1340906元よりソールが厚いので返りは損なわれますが、地面の感触を感じにくくなります。

P1340904アッパーはビット金具を外しました。

P1340905外してみないと分かりませんでしたが、意外と違和感はないかもしれません。

P1340908ソールも厚くなり印象が大きく変わりました。

P1340910靴の事を理解すると、あまりオススメできる修理方法ではありませんが、許容範囲でご対応させて頂いています。

P1340911お客様にも大変喜んで頂けました。

これから長くご愛用して頂けると嬉しく思います。

P1340912特殊なカスタムの場合は郵送ではお受けしておらず、ご来店のみのご対応となります。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

vibram ♯2070 オールソール交換 ¥12,800(税抜)

ラバーミッドソール(黒) +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

Gucci(グッチ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)