GUCCI(グッチ)加水分解の劣化で割れた靴底をビブラム528Kで作り変える修理方法

GUCCI(グッチ)のメンズブーツを新宿区よりお持ちくださいました。 靴底の修理のご依頼です。 一見、問題ない状態に見えますが、古いモデルの靴になるので 靴底のウレタン素材のソールが「加水分解」による経年劣化で割れている状態です。

「接着」などでの修理では修復できないので、ウレタン部分を全て除去し、靴底全体を作り変える必要があります。 お客様はお気に入りのブーツとの事で、これを機に「クリーニング」で洗うメンテナンスもご希望されました。 靴自体のイメージは変えたくないとの事です。 元と同じソールはありませんが、 出来るだけ違和感が内容&今後はソールが壊れないように作り変えます。 修理の途中段階です。

ウレタンを除去し、 レザーウェルトを巻き、3mm厚の「ラバーミッドソール」を貼りました。靴が分解しないよう「マッケイ縫い」で縫って加工をしました。

これで靴の土台が出来ました。 <after>

メンテナンスの完成です。

お客様に大変喜んでいただけました。 靴底はボリュームがある「ビブラム528Kソール」の黒を使用しました。 タンク型デザインですが、528Kはスポンジ素材の為、 ボリュームはありますが、とても軽量感がある靴に仕上がります。 「クリーニング」で洗った後はクリームで磨きます。 革本来のいい質感に戻りました。 元の靴底の雰囲気からイメージを損なわずに修理が出来たと思います。 素材上、今後は劣化することがないので、これで安心して履いていただけます。店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

・靴クリーニング ¥5,000(税抜)

・vibram ♯528Kソール(黒)オールソール交換 ¥12,800(税抜)

・vibram ラバーミッドソール(黒・3mm厚) +¥2,000(税抜)

納期 3週間ほど

GUCCI(グッチ)の修理事例 | apego(アペーゴ)