こんにちは東です。
Heinrich Dinkelacker(ハインリッヒ ディンケラッカー)のローファーを神奈川県よりお持ち頂きました。
アッパーの革はアメリカ・HORWEEN(ホーウィン)社のシェルコードバンですが、2色のコンビと珍しく贅沢な仕様です。
色の組み合わせもよく格好いいですね。
まださほど履かれていない状態でお持ち頂きました。
靴底はレザーのシングルソールで、
ドイツの高級レザーソール「レンデンバッハ」を使用されています。
ディンケラッカーの靴では「ダブルソール」や「トリプルソール」などの厚い靴底もありますが、それに比べれば「シングルソール」は固いレンデンバッハのレザーソールでも「靴の返り」はあります。
ですがどうしてもつま先は擦れやすい箇所なので、擦り減りにくいようにと補強でお持ち頂きました。
この場合、普段は金属製の「ヴィンテージスティール」で補強をさせて頂いていますが、お客様はこの靴にヴィンテージスティールを取り付けたくない模様で、違う方法をご希望されました。
<after>
私もこの方法は2年ぶりですが、「つま先を真鍮釘で補強」しました。
レザーソールの端を短い真鍮釘を打ってレザーソールを擦り減りにくくしています。
真鍮釘は柔らかく、ヴィンテージスティールと比べれば耐久性はだいぶ落ちますが、何もしていないよりは擦り減りにくいかな?といった補強方法と考えています。
ご希望が御座いましたら言っていただければと思います。
その際は出来るだけ擦り減る前の早い段階でお持ち頂ければと思います。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。
ありがとうございます。
つま先に真鍮釘 ¥1,500(税抜)
納期 当日
Heinrich Dinkelacker(ハインリッヒ ディンケラッカー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)