Heinrich Dinkelacker(ハインリッヒ ディンケラッカー)のRioをお預りしました。
当店のHPをご覧いただき調布市よりお越し頂きました。
ありがとうございます。 お客様は10年ほど前にドイツでご購入された愛着のある靴です。ディンケラッカーは「靴のロールスロイス」という名のとおり重厚感のある作りです。
木型、デザインバランスも独特ですね。 レザーソールは3層の「トリプルソール」になります。「ダブルソール」はよく見かけますが、さすがにトリプルソールの厚みはインパクトがあります。過去にカカトのトップリフトは2度ほど交換された模様です。トリプルソールは厚みがあり、靴の返りがダブルソール以上になく、つま先の消耗が大きい構造です。
あらかじめ純正でヴィンテージスティールが付いて販売されています。ですが、さすがに金属製のヴィンテージスティールも先端がだいぶ薄くなったので交換のタイミングとなりこの度はお越し頂いた流れです。元と同じヴィンテージスティールは入手不可能なので、出来るだけイメージを損ねないようにします。使用するのは同じ台形の「TRIUMPH(トライアンフ)」で、ドイツ製のヴィンテージスティールになります。
純正と大きさは異なりますが、トライアンフに交換するのがベストと思います。元のスティールを外し、トライアンフが納まるように広く削り直しました。
ビスで固定し、整えて完成です。違和感はなく思います。これでまたトリプルソールをスティールが守ってくれます。靴の構造、ブランドのイメージを考慮して出来るだけ良い修理方法をご提案させていただきます。
安心してご相談下さい。
ありがとうございます。
トライアンフ台形ヴィンテージスティール ¥3,500(税抜)
納期 当日~翌日
Heinrich Dinkelacker(ハインリッヒ ディンケラッカー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)