こんにちは東です。
Heinrich Dinkelacker(ハインリッヒ ディンケラッカー)のRIO(リオ)をお預りしました。
アッパーはカーフを使用したフルブローグになります。
お客様はディンケラッカーの過去の修理ブログをご覧いただき、小金井市(東京)よりお越しくださいました。
アメリカ、イギリス、イタリアなどの靴とはまた違った印象で個人的にも好みです。
一番特徴的なのは、
レザーソールが3層の「トリプルソール」という構造です。
靴は車に例えられることが多く、ディンケラッカーは「ロールスロイス」と言われますが、私は戦車を連想してしまいます。
この度は靴底の修理でお持ち頂きました。
トップリフトの装飾も特徴的です。
擦り減って交換のタイミングですが、お客様は修理をお断りされ、再現してトップリフト交換が出来る店を探しておられた模様です。
ディンケラッカーのイメージを損なわないように進めさせていただきます。
トリプルソールということもあり、あらかじめ金属製のヴィンテージスティールが付いているモデルですが、
さすがの金属の先も薄くなっているので、これを機に交換する事となりました。
<after>
化粧(真鍮釘)の配列もしっかり再現しました。
トップリフトは「イタリアのラスター」を使用しましたが、オリジナルと同じく「レンデンバッハのラスター」を使用する事も可能です。
その際は費用も多少上がります。
ヴィンテージスティールは似たデザインの「TRIUMPH(トライアンフ)台形ヴィンテージスティール」で交換させていただきました。
違和感はなく仕上がったと思います。
これで安心して履いて頂けますね。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
Italy ラスター レザートップリフト交換 ¥3,800(税抜)
TRIUMPH 台形ヴィンテージスティール ¥3,500(税抜)
納期 翌日~3日程
Heinrich Dinkelacker(ハインリッヒ ディンケラッカー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)