J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)の名作「ゴルフ」をお持ちくださいました。
長年履かれている靴ですが、いい状態で綺麗に履かれています。
靴底はカカト以外は純正でまだ修理の必要はない状態ですが、
ソール面から「革鳴き」と呼ばれる「キュッキュッ」という音がするとご相談をいただきました。
「革鳴き」は部材同士が歩行時に動いて擦れる音になります。
場所は「ソール面」が8割以上でほとんどですが、他にはカカトの「カウンター」や「タン」の場合もあります。
お預りした靴は古い靴なので「カウンター」に革鳴きが見られました。
カカトは表革の「アッパー」裏革の「ライニング」その間に挟まっている厚みのある「カウンター」という3つのパーツがありますが、靴の製造時はこの3つのパーツを固めて成型しています。
長く履いているとその3つのパーツを固めている接着のようなものが剥がれて「革鳴き」がします。
このカカトの革鳴きは改善が出来ないのでご了承ください。
今回、一番革鳴きの音が見られたのはソール面です。
ソールの部材同士が動いて擦れているのが分かるので、「オールソール交換」で靴底全体を作り変えます。
完全に分解するので「レザーミッドソール」も新しくし、中のコルクも交換をします。 <after>
「オールソール交換」の完成です。 ゴルフのソール交換ではいつもこの「リッウェイソール」を使用しています。
カカトは「リッジウェイヒール」です。
新しいレザーミッドソールでダブルソール仕様で仕上げています。
納品時にソール面の革鳴きを確認したところ改善をしていました。
カカト部はやはり少し音がしますが、
これで安心して履いていただけます。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
リッウェイソール オールソール交換 ¥15,800(税抜)
レザーミッドソール +¥2,500(税抜)
納期 2週間ほど