JIL SANDER(ジルサンダー)スニーカーの劣化した靴底全体を作り替えるオールソール交換修理

P1370680JIL SANDER(ジルサンダー)のスニーカーを常連様よりお預りしました。

P1370681少し古いスニーカーらしく、ご自宅で履かずに長く保管をされていた模様です。

P1370682靴底を確認すると、

P1370683画像では解りにくいですが、素材がカチカチに劣化している状態です。

曲げるとパキッと割れてしまいます。

P1370684キャップ部分もソールと一体型の構造で、

P1370685指で押すとヒビが入ります。

P1370686この場合、靴の白い部分を全て除去し、作り変える必要がありますが、修理は難しいと考えています。

修理が出来たとしても使用する材料が違うので見た目が変わるのと、履き心地や耐久性が心配されます。

P1370687ですがお客様は今まで何度も修理をお任せ頂いているので、この度は信頼して頂き「オールソール交換」でお任せ頂きました。

P1370688初めての修理内容になりますが、極力ブランドイメージを損なわないように修理を進めさせていただきます。

P1370819<after>

ソール交換の完成です。

P1370820元のパーツを全て除去し、キャップ、ソール周りに新しい素材と取り付けました。

P1370824作業を進めてみなければ分かりませんでしたが、思っていたより違和感はないと思います。

P1370821元のデザインのようにサイドにも巻き、

P1370822バランスも問題はありません。

P1370818靴底に使用したソールはイタリアの「SVIGソール」です。

個人的にお気に入りのソールでスニーカーの修理で主に使用しています。

P1370817劣化しない素材で修理をしたので今後は安心して履いて頂けます。

P1370823革靴と比べ、多少無理があるオールソール交換の内容になります。

スニーカーはあらかじめ修理をする前提で靴が作られていないので、完全に再現するのは困難になります。

P1370825だいぶ特殊な修理なので郵送ではお断りさせていただく場合も御座います。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

イタリアSVIGソール(白)オールソール交換 ¥8,800(税抜)

サイドカバー ¥2,000~(範囲による)

納期 2週間~

Jil Sander(ジルサンダー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)