こんにちは東です。
緊急事態宣言がスタートしてこともあり、当面は1日1回のブログ更新に変更させて頂きます。
宜しくお願い致します。JOHNSTON&MURPHY(ジョンストン&マーフィー)をお預りしました。
ジョンストン&マーフィーには長い歴史があります。
以前はアメリカ製や日本性で「グッドイヤーウェルト製法」の構造でしたが、現在はインド製になります。
この度は靴底の修理でお持ち頂きました。
ソールの中心部が指で押すと凹む程、薄くなっているので「オールソール交換(靴底全体交換)」をご希望です。
現在のソールはウレタン系素材になり、ソールとヒールが繋がっている「一体型ソール」と呼ばれるものです。
ソールにはステッチが見られますが、これはダミーになり、実際は接着剤のみで靴底を付けている「セメンテッド製法」になります。
ヒール部は積み上げの層が見られますがこちらもダミーになり、実際はウレタンソールの表面に革を接着している構造になります。
なので「オールソール交換」の際には元を再現するのは不可能になり、どのように修理をされるかお客様のご希望をお伺いしております。
お客様は他に革底の靴を好まれて履かれているということもあり、高級仕様に変更するのをご希望されました。
<after>
イタリア製のレザーソールで「オールソール交換」をしました。
靴底は接着のみの「セメンテッド製法」から靴底を縫う「マッケイ製法」に作り替えました。
これでソールが剥がれるリスクは大きく軽減します。
トップリフトはレザー&ラバーの「ラスター」です。
ソールが変わると見た目、履き心地が大きく変わります。
一体型ソールを剥がしたため、レザーウェルト(押し縁)に新しく交換をしています。
ヒールは積み上げの革を足して形を作っています。
これでまた新たな気分で履いて頂けると思います。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
ありがとうございます。
Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)
国産ラスター レザートップリフト +¥1,300(税抜)
納期 2週間以内
Johnston&murphy(ジョンストン&マーフィー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)