LOUIS VUITTON（ルイヴィトン）のレディースサンダルをお持ちくださいました。
少し古いモデルのヴィトンになり、
アッパーや中敷き部の状態は問題ありませんが、
この度は靴底の修理の御依頼です。
靴底はウレタンという材質の一体型ソールです。
このアングルだとダメージはなく見えますが、
ヒール部が剥がれ、
その部分を確認するとウレタン素材が「加水分解」という経年劣化でボロボロ崩れている状態でした。
ウレタンの素材上、劣化はいずれは起きるので避けられず、
これから履いていただくためには、劣化したウレタン部を全て除去し、靴底全体を作り変える必要があります。
一つデメリットをお伝えすると、ウレタンソール特有のソール形状は再現が出来ないので靴底のデザインが少し変わります。
その点をご了承いただいた上、修理をお受けさせて頂いています。
＜after＞
「オールソール交換」の完成です。
弾力性のある4っ松の「合成クレープソール」の黒を使用しました。
繰り返しカカト交換が出来るようトップリフトを取り付けています。
若干靴底の形状が変わりますが、違和感はないと思います。
修理に使用した素材はラバー（ゴム）なので今後は劣化の心配なく履いていただけます。
ウレタンソールの靴はソール交換が出来ないものもあるので、気になる場合、お問い合わせフォームからご連絡いただければと思います。
これで安心して履いていただけます。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
・合成クレープソール（4mm・黒）オールソール交換 ￥11,800（税抜）
納期 2週間以内