MAGNANNI(マグナーニ)擦り減ったレザーソールのデザインを残すようにハーフレザーソールで交換する修理方法

P1270262こんにちは東です。

MAGNANNI(マグナーニ)をお預りしました。

P1270263マグナーニの修理も頻繁にお預りしていますが、お客様もHPの過去の修理事例をご覧になってお越しくださいました。

P1270264手染めのパティーヌで仕上げられたアッパーが印象的ですね。

P1270265靴底は純正の状態で、

P1270266レザーソールのウエスト部にMAGNANNIの焼き印が入った特徴的なデザインです。

P1270268「ボロネーゼ製法」で作られている構造なので、靴の返り、軽さなどが特徴ですが、レザーソールが薄くなってくると足裏に地面をダイレクトに感じるので違和感を感じやすいです。

この度もレザーソールが薄くなってきており、まだ穴が開いていませんが、お客様は「ソール交換」でお持ちくださいました。

P1270269ソールは薄くなっていますが、「ハーフラバー」で補強されるのも一つの選択肢です。

ですがお客様はレザーソール特有の履き心地をお好みという事もあり、履き心地を損ねないように同じレザーで修理をすることとなりました。

P1270267カカトのレザートップリフトもそろそろタイミングなので新しく交換をします。

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少し特殊な内容で修理をするので、お客様には出来るだけ修理方法、仕上がりのイメージをお伝えさせていただきました。

P1270271選択した方法は「ハーフレザーソール」です。

擦り減っていたレザーソールの前半分をカットして取り外しました。

P1270272そして新しく準備したレザーソールを使用します。

P1270527<after>

地面との接地面は新しいレザーソールになったので、しっかりと厚みが戻りました。

この方法だとウエスト部にあった刻印のデザインは残せます。

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返りの良いボロネーゼの靴はつま先が擦り減りにくいと思いますが、お客様とのお話で「luluヴィンテージスティール」で補強させていただいています。

P1270530より安心して履いて頂けます。

P1270529カカトはイタリアのラスターに交換をしました。

P1270531ヒール周りはアッパーの雰囲気に合わせ、あえてムラがあるように色を仕上げました。

P1270533ハーフレザーソールの繋ぎ目もしっかり加工し、仕上げればほとんど分かりません。

P1270532これで安心して履いて頂けますね。

P1270526構造によって靴の修理方法は様々ですが、まずはお気軽にご相談下さい。

P1270534店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

Italy ハーフレザーソール(5mm厚・縫いあり) ¥8,500(税抜)

Italy ラスターレザートップリフト交換 ¥3,800(税抜)

納期 2週間以内

Magnanni(マグナーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)