MAGNANNI(マグナーニ)の修理をお預かりしました。 気が付けばマグナーニの修理を取り上げる機会は少なかったのですが、スペインの紳士靴メーカーになります。
「ボロネーゼ製法」や「オパンケ」の技術で作られている靴が特徴的だったりします。靴底のレザーソールを「ハーフラバー補強」でお持ち頂きました。
多くの方に馴染みもある一般的な修理メニューではありますが、丁寧に作業を進めさせていただきます。 カカトのトップリフトはラバーの厚みがまだ半分ほど残っているので、交換にはまだ早いタイミングです。
次回にトップリフト交換させていただきますが、擦り減りすぎないように気を付けていただければと思います。レザーソールのまま履かれていると、つま先の厚みは薄くなっています。
ハーフラバーで補強する前に、まずは革で厚みを戻します。
この一手間を行うことで、ソールの厚みが戻り、ハーフラバーも自然な見た目で水平に取り付けることが出来ます。ラバーが付く面を加工しました。
綺麗に仕上がるように手作業を多く使います。しっかり接着し、コバ周り(レザーソールのサイド部分)も仕上げ直して完成です。 レザーソールとハーフラバーが一体で、自然な仕上がりに見えるように心掛けて作業を行っています。お客様が思っている以上に手間暇をかけていたりもします。
安心してお任せください。
ありがとうございます。
FILIPS ハーフラバー(メンズ 1,8mm) ¥3,000(税抜)
納期 当日~翌日