PORSELLI(ポルセリ)バレエシューズのレザーヒールをゴムに付け替え&ハーフラバー補強

こんにちは。柴田です。

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イタリアのバレエ用品メーカー、PORSELLI(ポルセリ)のバレエシューズをお預りしました。P1250639

群馬県から郵送でご依頼いただきました。ありがとうございます。

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レペットと似ていて私もロゴを見るまで勘違いしてしまいましたが、こちらもお預りする事の多いアイテムです。P1250641

この度は新品状態で同じデザインのものを2足送ってくださいました。P1250642

本格的なバレエシューズのため、かかとやつま先の芯材や踏まずの部分に入れられるシャンクという部材が使われておらず、

とても柔らかで返りの良い作りになっています。P1250643

ソールはかかとも含めすべてレザーが使用されています。P1250644

タウン用ではないので、この薄いソールのまま履いてしまうとアッパーへのダメージの広がりも早いと思います。P1250645

また、かかともレザーのみなので滑りやすく消耗も早そうです。

このまま普段履くには心もとないので新品状態のうちに補強しておくと安心ですね。P1250646

かかとについてはこのレザーの上からラバーを貼って欲しいとよく言われるのですが当店ではお薦めしていません。

かかとに使用するラバーは6mm程の厚みがあり、上から貼ってしまうとヒールが高くなってしまいます。

通常の靴であればこの厚みを貼っても問題ないのですが、シャンクの無いバレーシューズなどの場合、

高さが出るとその分支えの無い踏まず部分が落ちてしまう事になり、かなりバランスが悪くなってしまいます。

かといって、ハーフラバーのように薄いゴムを取り付けてもカカトは削れるのが早いので数回履いただけでゴムが無くなってしまいます。

…説明が難しいですね。P1250647 <after>

元々付いていたレザーヒールを取り外して、ほぼ同じ厚みのビブラムラバーを取り付けました。

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高さを変えずに、耐久性をあげるにはこれがベストと思いますので当店ではこの方法でさせて頂いています。

見た目も同系色なので、それほど違和感ありませんね。

 

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ソールの接地面にもベージュの1.8mmのラバーを取り付けました。

これはハーフラバーの中では厚めのタイプなので耐久性重視ですが、返りの良さをなるべく損ないたくない方は薄めのラバーでも良いと思います。P1250651

靴の雰囲気はそのままですが、安心感が増しましたね。

P1250652靴の状態や構造によってはお客様のご希望とは違った方法をとる場合もありますが、ベストな方法で修理・補強をさせて頂きます。

気になる事が御座いましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 

かかと交換 ¥2,000(税抜)

FILIPSハーフラバー(レディース) ¥2,700(税抜)

Porselli(ポルセリ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)