PRADA(プラダ)ヒールパンプスの靴底全体が低くなるように特殊なオールソール交換修理

 

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常連様よりPRADA(プラダ)のパンプスをお預りしました。P1150061今回は特殊な修理になります。

P1150060 お預りしたパンプスはハイヒールになりますが、

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パーツの名称は忘れましたが、前部のアッパーとソールとの間に厚みがあるものがあるデザインです。
P1150065 お客様はこちらのデザインが気に入っていないのと、この厚みで靴に返り(曲がり)がないので疲れるとのことでご相談いただきました。

P1150062ご要望にお応えするには単純にこの部分を外してしまえば良いのですが、デザインだけでなくヒールの高さ、バランス、靴の強度が変わってしまうので、特にヒール靴は靴の仕様を変えるのは抵抗がありますが、お客様のご要望と、靴の事を考えて問題ないと判断し、修理をお受けさせていただきました。

P1150066 元のソールから

P1150143ソールを剥がし、

P1150142分解しました。P1150186型紙から革を切り出し、漉きをかけてレザーソールを作りました。P1150293元のソールから金具も付け替えて

P1150292ソールが仕上がりました。

P1150344 靴本体に接着剤で底付けして完成です。

P1150346レザーソールが擦り減らないようにこの時点で「ハーフラバー」補強をしています。P1150349靴底前部はよくあるパンプスの厚みになりました。

デザイン上も違和感はないと思います。

P1150348 前部が薄くなった分、バランスを取るようにヒールの高さも低くしています。P1150352ですがアーチ?の形状は変えれないので、靴を履いた時の重心バランスは元と変わりません。

今回の修理は全体の高さを低くしたのと、靴に返りがあるようにした内容になります。

P1150350 どんな靴でも同じような加工は出来ないので、判断して問題なければお受けさせていただきます。

ありがとうございます。

 

レザーオールソール交換(パンプス) ¥9,800(税抜)

FILIPS ハーフラバー(レディース) ¥2,700(税抜)

納期 2週間ほど

Prada(プラダ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)