REDWING(レッドウィング)ベックマンの加水分解で劣化したソールをビブラム435ハーフラバーでカスタム修理

P1310241こんにちは東です。

REDWING(レッドウィング)のベックマンを埼玉県よりお持ち頂きました。

この季節はベックマンの修理を毎週たくさんお預りしています。

皆様、ベックマンの状態でお悩みなのが共通しています。

P1310242ベックマンで圧倒的にご依頼が多い靴底の修理です。

P1310243レザーソールの上にはタンク型の「ウレタンソール」が付いています。

P1310244これはまだ劣化が始まったばかりと思いますが、割れが見られます。

ウレタン素材は「加水分解」による経年変化で劣化は防げません。

P1310248このままでは履けないので、ウレタン部分を除去し、新しいソールを取り付ける必要があります。

P1310245この場合、通常はビブラム社で同じタンク型のハーフラバーを使用しています。

ですがお客様は靴のイメージを変えたいのと、より耐久性のあるラバーをご希望で「ビブラム435」をお選び頂きました。

P1310246ワークブーツ用の厚みと耐油性のあるラバーです。

P1310335<after>

元のレザーソールの上に貼り替え、「出し縫い」のステッチを繋ぐように縫いました。

P1310336レザーソールに大きなダメージがなければ、今回の様にソール前部のみの交換で良いと考えているので、レザーソールを含めて「オールソール交換」までの必要はないと思います。

P1310340凸凹がない分重厚感がある印象に仕上がります。

P1310338ベックマンらしさは無くなりますが、よく似合う仕様と思います。

P1310337ソールを交換する際に今回のようなカスタムをされるのも面白い選択かもしれません。

P1310339今後は劣化の心配なく履いて頂けます。

P1310341店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

US vibram ♯435 ハーフラバー ¥4,500(税抜)

縫い直し +¥2,000(税抜)

納期 1~2週間程

Redwing(レッドウィング)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)