石川県より郵送でREDWING(レッドウィング)のBECKMAN(ベックマン)をお預りしました。
ベックマンはいつもほぼ同じ内容の修理が多いですが、依頼が大変多いです。
靴底のタンク型ソールが「加水分解」による経年劣化で割れている状態です。
材質がウレタン素材なので、このように劣化するのは避けられませんが、このハーフラバー部分を新しく交換するとまた問題なく履いて頂けます。
その際にはラバー(ゴム)素材にするので今後は劣化の心配はございません。
交換するとこのような仕上がりになります。
新しいラバーを貼り、その上に縫いをかけます。
当店では同じタンク型デザインの「ダイナイトロジャー」が「ビブラム」を使用させて頂いていますが、今回はお客様から指定のハーフラバーを使用させていただきました。
「US ビブラム435」のハーフラバーです。
厚みは6mmで「OIL RESISTING」なので非常に耐久性に優れています。
劣化したタンク型を剥がし、レザーソールに取り付け「出し縫い」を縫って仕上げます。
いい感じですね。
ソールの厚みも以前とさほど変わらず靴のバランスに問題はありません。
サイドから見た面が凸凹ではないので重厚感のある印象で、以前より少し重くなると思います。
修理の際に以前とは別の仕様にするのも良いと思います。
出来る事、出来ないこと、メリット、デメリットを出来るだけ説明するのでまずはお気軽にご相談下さい。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
ありがとうございます。
US vibram ♯435 ハーフラバー ¥6,500(税抜)
縫い直し +¥2,000(税抜)
納期 2週間以内