Repetto(レペット)バレエシューズのステッチ&リターン製法の切れた縫い糸を縫い直す修理方法

P1340299こんにちは東です。

Repetto(レペット)のバレエシューズをお預りしました。

P1340300ヒールタイプのエナメルパンプスです。

レペットでよくある修理内容をご紹介します。

P1340301画像では解りにくいですが、ステッチが切れ、靴が分解している状態です。

レペットのバレエシューズは「ステッチ&リターン製法」と呼ばれる靴の返りを追求した他の靴では見られない構造です。

P1340302ここまで靴が大きく分解しているのはあまり見ませんが、縫い糸が一箇所外れてしまうと、このように広範囲で広がってしまいます。

今回はこの外れた状態を修復します。

P1340303靴を裏表ひっくり返し、

P1340304足裏があたる中底の革とアッパーを

P1340305用意した糸で一針一針縫い直します。

元々レペットは機械で縫われており、上糸、下糸の2本の縫い糸で縫われているので今回の様に一箇所が切れると衣類のように縫いがほどけてしまいます。

ですが修理では一本の糸で交差して縫うので、今後は万が一、一箇所の糸が切れても縫いがほどけていく事がありません。

P1340313無事に縫い直し、

P1340314再度ひっくり返して完成です。

P1340315店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

ステッチ&リターン製法 縫い直し(片足) ¥3,000(税抜)

納期 1週間程

Repetto(レペット)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)