RICK OWENS(リックオウエンス)スニーカーの加水分解で劣化した靴底全体を作り変える修理

P1580318 RICK OWENS(リックオウエンス)のスニーカーを遠方よりお持ちくださいました。P1580319 リックオウエンスの修理は大変ご依頼が多いのですが、今回は初めて見る状態で、初めての方法で修理をさせて頂きました。P1580320 長い間、履かない状態でご自宅で保管をされていたとの事です。P1580321 靴底は一体型のウレタン?素材になりますが、
P1580322 よく確認すると、靴が曲がる屈曲部で割れが見られます。P1580323 他メーカーの靴ではよく見かける状態ですが、リックオウエンスでは初めてです。

「加水分解」による経年劣化で素材が崩れています。

この状態になると「接着」などでの応急修理は出来ないので、「オールソール交換」で靴底全体を作り変える必要があります。P1580324 元を再現するソール交換は不可能なので、ここで一番問題なのが、靴底のデザインが変わってしまう点です。

特に、リックオウエンスはブランドイメージがしっかりあるので、デザインが変わるのは心配されます。P1580325 お客様は靴が履ければ良い。との事で、この度は修理をお受けさせていただきました。P1580326 これからも履いていただけるよう、しっかりと修理をさせていただきます。P1580974 <after>

オールソール交換の完成です。P1580975 お選びいただいたのは「ビブラム342ソール」の黒です。

他に白、アメ色もあります。P1580976 剥がしたソール部分の跡は白の革を一周巻いてサイドカバーに加工をしています。P1580977 その後、白のラバー(ゴム)やEVA(スポンジ)で靴の形を成形しています。P1580978 どうしても見た目が変わってしまいますが、靴のバランスは損なわないように加工をしました。P1580979 今後は劣化する心配がなく履いていただけます。P1580980店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

2024年以降、このソール交換修理はお受けしていない状況となります。

申し訳ございませんが、靴底の劣化の修理はお断りさせて頂いています。

 

vibram ♯342ソール(黒)靴底全体作り変え ¥12,800(税抜)

納期 2~3週間ほど

Rick Owens(リックオウエンス)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)