Saint Crispin、s ハンドソーンウェルト製法で作られたサンクリスピンの修理

P1080778Saint Crispin,s(サン クリスピン)の修理をお預りしました。

お客様はSTRASBURGO(ストラスブルゴ)のオーダー会で注文して作られた模様です。P1080781サンクリスピンの工房は機械を使わず、少数で手作業を大切にして靴を作られているだけあり技術も高いです。

底付けの製法も、機械式の「グッドイヤーウェルト製法」ではなく、伝統的な手製の「ハンドソーンウェルト製法」を採用しています。

その他にも中底のアーチ形成、ウッドペースでの固定など手間を掛けた手作業ならではの技術も多く見られます。  P1080780今回はカカトのトップリフト交換と、P1080779薄くなったつま先を修理します。P1080809オリジナルの感じに近いレザーを使用して補強しました。    P1080806厚みも戻り、安心して履いて頂けます。

つま先は擦り減りがウェルトに達してしまうと、深刻なのでお早めに補強するのが良いです。P1080810トップリフトはレザーのラスターヒールを使用し、化粧釘(飾り釘)も真鍮釘で再現しています。P1080807コバ、ヒール周りの革も仕上げ直します。

アッパーのカカト周りはシームレスでつなぎ目のないデザインです。

手作業でしか出来ない作りなので、既成靴では見る機会がほとんどありません。P1080805カカトのライニング(内側の革)には穴が開いていたので革をあてる「カウンターライニング」の修理で補強しました。P1080808良い靴でも良い状態をキープして履かれるには小まめな修理、メンテナンスが必要です。P1080804安心してお任せ頂ければと思います。

修理にあたって気になる点など御座いましたらお気軽にご連絡ください。

ありがとうございます。

 

つま先レザー ¥2,500(税抜)

Italy ラスターレザートップリフト交換 ¥3,800(税抜)

カウンターライニング(短靴、両足) ¥3,500(税抜)

納期 2~3日程

Saint Crispin,s(サンクリスピン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)