SAINT LAURENT(サンローラン)ルーカスウエスタンブーツの穴が開いた靴底を作り替えるオールソール交換修理

P1390150 SAINT LAURENT(サンローラン)のルーカス・ウエスタンブーツをお持ち頂きました。P1390151 こちらはメンズブーツになります。

アッパーの状態は問題ありませんが、P1390152靴底はレザーソールのまま履かれているので、大きくダメージが見られます。

P1390153カカトはトップリフトを越えて積み上げのレザーが深くまで擦り減っています。

P1390154レザーソール中心部には穴が見られます。

この状態になると「オールソール交換」で靴底全体を作り変える必要があります。

P1390157サンローランのオールソール交換(靴底全体交換)のご依頼は当店は大変多くいただいています。

良くお預りするサイドゴアブーツは「マッケイ製法」や「セメンテッド製法」で作られていますが、こちらは「グッドイヤーウェルト製法」になります。

P1390158ブランドイメージを損ねないように

P1390159元の状態を再現するように

P1390160修理をさせていただきます。

一般的な高級紳士靴とはまた違った意味で難易度が高い修理になります。

P1390161靴底を分解した状態です。

P1390162ソール前部のみグッドイヤーウェルト製法になります。

アメリカの本格的なウエスタンブーツと構造が同じですね。

P1390374元と同じソールの形状を作ったレザーソールを取り付けた状態です。

P1390375そのレザーソールに「出し縫い」で縫いました。

P1390718今後はレザーソールが擦り減らないように「ハーフラバー」で地面との接地面を補強しました。

P1390719ヒールは耐久性のある「ビブラム5350」のラバーを使用しています。

P1390720レザーをたくさん積み上げ、ヒールを製作しました。

P1390721ウエスタンブーツのヒール形状に削るのが大きなポイントです。

P1390717靴底は完成したので

P1390722<after>

元のように黒く着色して仕上げました。

P1390723修理をした感はございません。

P1390724コバ(ソールサイド部分)も着色し、

P1390725引き締まった印象になりました。

P1390726これで安心して履いて頂けます。

P1390727ウエスタンブーツのオールソール交換は通常のオールソール交換より手間が掛かるので、納期も少し長めに頂いています。

P1390728店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

FILIPS ハーフラバー ¥3,000(税抜)

納期 2週間~

Saint Laurent(サンローラン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)