こんにちは東です。
今回で1900回目のブログ投稿になります。
これからもよろしくお願いします。
santoni(サントーニ)のダブルモンクストラップをお預りしました。
アッパーはカーフ&クロコダイル型押しの組み合わせです。
イタリアらしいアプローチですね。
靴底の修理でお持ち頂きました。
レザーソール中心部に穴が開いています。
この状態になれば「オールソール交換」で靴底を作り替える修理となります。
穴が開いた状態である程度履かれていた模様で、穴の中から見える「革の中底」にも擦れが見られます。
イギリスなどの「グッドイヤーウェルト製法」で作られている靴は、中底とソールの間に「中物」というコルクが入っています。
ですが今回の様にイタリアの「マッケイ製法」の靴はレザーソールに穴が開くと、足裏が直接触れる「中底」のパーツが見えるので、直接地面と擦れて負荷が掛かってしまいます。
なのでソールに穴が開いた場合はお早めにお持ち頂ければと思います。ソールのつま先部も薄くなっているので、アッパーが擦れやすくなっています。
しっかりと修理を進めさせていただきます。
新しいレザーソールを取り付け後、「ヒドゥンチャネル」の加工途中です。
端から革を薄く起こし、掘った溝に「マッケイ縫い」で縫います。
この後、革を伏せるとレザーソール表面からは縫い目が見えないフォーマルな仕様になります。
<after>
レザーソールを染めて仕上げます。
カカト部分は元と同じようにイタリアのラスターを使用しました。
これで安心して履いて頂けますね。
つま先部の汚れはクリーナーで出来るだけ汚れを落とした後、
クリームを使用して「靴磨き」で仕上げました。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
ありがとうございます。
Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)
Italy ラスター レザートップリフト +¥1,300(税抜)
ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)
納期 2週間以内