santoni(サントーニ)靴底を元を再現するようにレザーオールソール交換修理

 

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santoni(サントーニ)の修理をお預りしました。

P1150544 靴底のレザーソールに

P1150545 穴が開いたので「オールソール交換」の依頼になります。

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お客様は大切に履かれており、サントーニをオールソール交換する事で靴のイメージが変わることを心配しておられました。

検索で当店の過去のサントーニのオールソール修理をご覧いて安心していただいた模様で、この度は都内遠方よりお越し頂いた流れです。P1150541ウェルトはない「マッケイ製法」で作られています。

ソールはヒールより前部のコバを「丸コバ」で仕立てており、シャープに見せるイタリアらしい印象です。

P1150543再現するように修理させていただきます。
P1150908 新しいレザーソールを底付け後、「ヒドゥンチャネル(伏せ縫い)」の加工を行います。

端から革を薄く起こし、掘った溝に「マッケイ縫い」を縫います。

P1150910 「ヒドゥンチャネル」はオプンションなので特に気にされない方は縫い目を見せる「オープンチャネル」で作業を進めさせて頂いています。

P1150912 起こした革を伏せて縫い目を隠します。

マッケイ製法はアウトソールから足裏があたる中底までダイレクトに縫いをかけるので、雨の日に履かれるとオープンチャネルだとソールから水が浸透しやすいと思います。

ヒドゥンチャネルだとそのリスクは軽減します。

ですが雨の日には極力レザーソールの靴は履かないのが良いです。P1150930オリジナルのようにオレンジカラーは出来ませんが、着色して仕上げました。P1150929トップリフトはイタリーの「ラスター」でソールと同じく染めています。

P1150928ソールの形状も元を再現しているのでご安心ください。

P1150926コバ(ソールのサイド部分)も元と同じく「丸コバ」にしあげているので、P1150924サントーニらしい仕上がりになります。

P1150927お客様には大変喜んで頂けました。
P1150931靴の底付け方法はメーカー、ブランドにより様々な考えがあったりもします。

「オールソール交換」をする際は出来るだけ各メーカーのイメージを損なわないように修理をさせていただきます。

修理をお受けする際に仕上がりのイメージを出来るだけ明確にお伝えするように心掛けています。

まずはお気軽にご相談下さい。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

Italy ラスター レザートップリフト +¥1,300(税抜)

ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

Santoni(サントーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)