サントーニを始め、イタリアの靴は「マッケイ製法」で作られていることが多いですが、こちらのサントーニは珍しく「グッドイヤーウェルト製法」で作られています。 お客様は購入されて一度履かれた模様ですが、靴、足の立ち上がりの箇所に緩さを感じ、そのため「履きジワ」深く入って、屈曲したアッパーの革が足に刺さるような痛みを感じておられました。
ここ2週間は「購入した靴の履きジワの痛み」で5名ほどご来店されました。
原因はデザイン、キャップの位置、フッティング、素材など複雑に様々なのでハッキリは言えませんが、しっかり向き合って改善するように努めさせていただきます。
今回は革の中敷きを製作し、靴のフィッティングが今よりタイトになるよう、片足2枚分の革に元の中敷きを貼り加工します。見た目は損なうことなく仕上がります。
デリケートクリームで靴の屈曲部を中心に革を馴染ませ、中敷きで調整しました。お客様に履いて頂くと靴のフィット感は向上し、痛みもあった屈曲部にも問題ないようでした。
原因、改善の方法などは様々ですが靴のフィッティングにお困りの方は大変多く感じます。
まずはお気軽にご相談下さい。
ありがとうございます。
フィッティング調整(片足革2枚) ¥2,500(税抜)
納期 翌日