常連様よりsergio rossi(セルジオロッシ)のヒールパンプスをお預りしました。 修理内容はヒールのキズ付いた革を新しく取り換える修理になります。セルジオロッシなどの高級ヒールパンプスはエナメル(パテント)レザーで作られている靴も多いですが、ピンヒールの革がダメージを受けてお困りの方は大変多いと思います。
革のめくれはスムーズ革、スタック革であれば、めくれた箇所を接着して比較的目立たなく出来ますが、エナメル革は多少目立ちます。
めくれた箇所の接着はサービスでおこなっていますが、しっかりと修理するには「巻革交換」の修理になります。エナメル加工の革で、全く同じ色の革を探すのはほぼ不可能ですが、出来るだけ靴のイメージに近い色合いの革を使用します。
修理作業より、革を準備するのが一番大変でもあります。同系色のエナメル革を仕入れて「巻革交換」をしました。
今回は少し薄い色合いになりましたが、違和感は感じにくいと思います。巻革交換の修理をした場合は、カカトの「ピンリフト」も新しく取り換えます。エナメル素材の巻革交換は、使用する革を探してみないと同色のものがあるかは分かりませんが、出来るだけご希望にお応えできるように努めさせていただきます。
また黒、白のエナメル革は問題ないのでご安心ください。
ありがとうございます。巻革交換(エナメル) ¥4,000(税抜)
納期 2週間以内