TOD,S（トッズ）のメンズのドライビングシューズをお持ちくださいました。
トッズのドライビングシューズは修理のご依頼が殺到していますが、靴底のデザイン、構造は様々です。
今回は全面レザーソールのタイプでした。
一般的なレザーソールの革靴とは違った構造で、レザーソールの下には凸凹のウレタン素材が内蔵されています。
ですがウレタンは素材上、時間が経つと「加水分解」による経年劣化が起きるので、
内部のウレタンが劣化している状態でした。
内部の土台が劣化して崩れているので、表面上の修理では靴を直せない状況です。
なのでこの場合、レザーソール、ウレタンを全て除去し、靴底全体を新しく作り変える必要があります。
普段はこのケースでは「合成クレープソール」で靴底を作り変えるのが多いです。
元のようにレザーソールでの作り変えも可能ですが、お客様とお話をし、
＜after＞
別のラバーソールを使用することとなりました。
デッキシューズ用の「ビブラム2303ソール」の黒です。
元のソールのように舟底形状なのが、こちらのソールをお選びいただいた一番の理由です。
耐久性のラバーソールなので、滑らない＆擦り減らない点でとても優れています。
「黒のラバーミッドソール」を靴本体とマッケイ縫いで縫い、2303ソールを接着しています。
ラバー素材なので今後は劣化する心配はございません。
いい雰囲気に仕上がり
これで安心して履いていただけます。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
・vibram ♯2303ソール（黒）オールソール交換 ￥13,800（税抜）
・vibram ラバーミッドソール（黒・3mm厚） +￥2,000（税抜）
納期 2～3週間程