Tricker、s(トリッカーズ)をお預りしました。
あまり見ないデザインと思ったら、筆記体ロゴの珍しいトリッカーズでした。
1980年代頃のものでしょうか?詳しくは解りません。現行のものとは作りが違ったりするので面白いですね。
アンライニング(ライニングなし)で先芯もありません。アッパーは柔らかいけど、ソールは今と変わらずガチっとしています。靴底はレザーソール&レザートップリフトです。
ダブルソールは返りがないので、今後はつま先が擦り減ると思うので「ヴィンテージスティール」の補強でお持ち頂きました。トリッカーズのようにカジュアルでラウンドが強い形状のつま先はTRIUMPH(トライアンフ)の金属スティールが良く似合います。ヴィンテージの靴でたまに見られますが、カカトはレザートップリフトに金属で加工をしています。
カカトに金属はとても滑って歩くのも大変と思います。
今回は修理を見送りましたが、通常の「レザー&ラバー」「ラバー」のトップリフトに交換も可能なので、またお任せ頂ければと思います。修理することでのメリット、デメリットをお客様とお話しして作業をさせていただきます。
「靴磨き」をして完成です。
「イギリス製のコバインク」を使用してコバ、ヒール周りを仕上げ直しました。古い靴を探されて大切に履かれているお客様も度々ご来店されます。
これからも長く履くことが出来るようにお手伝いをさせていただきますので、ご希望などお気軽にご相談下さい。
ありがとうございます。
TRIUMPH ヴィンテージスティール ¥3,500(税抜)
靴磨き ¥1,000(税抜)
納期 翌日