WOLVERINE(ウルヴァリン)モカシンタイプの短靴のトップリフト交換&トップライン(履き口)の破れを補強する修理

P1290138こんにちは東です。

WOLVERINE(ウルヴァリン)の修理を埼玉県よりお持ち頂きました。

P1290139お客様は20年程ご愛用されている模様です。

当店では過去に同じ靴の黒色を修理をしており、お客様はブログをご覧になってお越しくださった流れです。

P1290140今あるモデルかは分かりませんが、モカシンタイプでカジュアルに履きこなせる靴です。

P1290142靴底はビブラム社のタンク型ソールのアメ色が使用されています。

P1290144長年履かれているのでさすがにカカトに擦り減りが見られます。

P1290141今の状態では歩行に不快感を感じるので、カカト部分を修理します。

P1290143ですがこちらはソールとカカトが一緒の「一体型ソール」です。

本来、カカトのみの交換は出来ない構造ですが、問題はございません。

P1290145ライニング(靴の内側の革)の状態は問題ありませんが、

P1290146トップライン(履き口)の革には擦れによるダメージが見られます。

P1290147ウルヴァリンのこのモデルはアッパーのトップラインに切れ目が入っている構造になります。

負荷が掛かった場合はダメージが広がりやすい構造と思います。

極力違和感がないように修理をおこないます。

P1290230<after>

近い色合いの革を薄く加工し、切れ目が入った部分をカバーするように補強をしました。

P1290231革の厚みを考慮して補強しているので、違和感はなく仕上がります。

シンプルな修理ですが、綺麗に仕上げるには実はとても繊細な作業です。

P1290232これでストレスなく履いて頂けると思います。

P1290226カカト部分は同じタンク型の「ビブラム1205ヒール」のアメ色を使用しました。

P1290228一体型ソールをトップリフトの高さにカットし、強力な接着剤で取り付けています。

これでヒールのバランスも良くなりましたね。

P1290227このヒールとソール部は同じ色のはずなのですが、だいぶ経年変化したのだと思います。

今後は少しは色が近づいていくような気はしています。

P1290233アッパーはクリームを使用した「靴磨き」でメンテナンスしたのでしっかり保革されました。

P1290229定期的にメンテナンスをしてあげれば、まだまだ長く履いて頂けると思います。

P1290234店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

vibram ♯1205ヒール(アメ色)トップリフト交換 ¥3,200(税抜)

トップライン補強 ¥2,000(税抜)~

納期 3日~1週間程

Wolverine(ウルヴァリン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)