このブログで合計2700回目の投稿になります。
いつもご覧いただきありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。adidas(アディダス)のスニーカー「MUNCHEN(ミュンヘン)」を神奈川県よりお持ちいただきました。
こちらはヴィンテージスニーカーになります。
1980年代頃のものでしょうか?
お客様はご自宅で長く保管されていた模様です。
靴底は「加水分解」による経年劣化していた模様で、お客様はソールを剥がしてお持ちいただきました。
この場合、靴底を作ることになりますが、純正と同じに仕上げるのは不可能になります。
お客様もそれをご存じで、元と違う仕様にするのをご希望されました。
元の靴底は「ジャーマントレーナー」のような靴底になりますが、お客様と店頭にあるソールサンプルをご覧いただき、仕上がりのイメージを具体化したうえ、お受けさせていただくこととなりました。
お客様はあらかじめ靴底を綺麗に分解していただいてたので、スムーズに作業が進みました。
靴を元よりボリュームがある仕様にするため、アッパーの淵には白の「ラバーウェルト」を一周巻きました。
靴底はアメ色の「合成クレープソール」を使用しました。
厚みは数段階ありますが、6mm厚のものを使用しています。
ヒールの高さはEVA(スポンジ系素材)で厚みを出します。
普段はスニーカーには白を使用することが多いですが、ベージュをお選びいただきました。
修理に使用した色味も雰囲気が似合いますね。
純正から少し遠ざかったデザインですが、いい感じに仕上がりました。
ヴィンテージスニーカーは劣化していることが大半ですが、アッパーの状態が生きていたら靴底を作り変えるとまだまだ長く履いていただけます。
今回のようにあえてデザインを変える「カスタム」で修理されるのも面白い選択肢かもしれませんね。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
特殊なカスタムの場合、お客様との仕上がりのイメージの共有が難しいので郵送ではお断りさせていただく場合もございます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
合成クレープソール(アメ色・6mm厚)オールソール交換 ¥10,800(税抜)
納期 2週間以内
過去のアディダスの修理事例です
Adidas(アディダス)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)