こんにちは。aestasの石川です。
今年も早いもので残すところあと3ヶ月。
出来るだけ多くの靴を納品出来るように目下製作中です。
さて、先日は建築士の方からご注文頂いた靴を納品致しました。
ご夫婦でお散歩中に偶然apegoの前を通られて、
オーダーをしてみたかったという想いに火が付いたようです。
デザインに関してはオーダーするならバーガンディのサイドレース!と
当初からそのこだわりは一貫しておられました。
私自身サイドレースは初挑戦でしたので、
どこまでお客様のイメージを形に出来るかという緊張感と共に
とても楽しく作業させて頂きました。
そして完成した靴がこちらです。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](https://apego2015.com/struct/wp-content/uploads/OI000107-300x225.jpg)
aestasの靴は全て木型からお作りするフルオーダーです。
今回のサイドレースは継ぎが少ない分、レース部分のデザインをどう乗せるか、
履き心地を考えながら色気を感じさせるには・・・
など、試行錯誤して木型を削りました。
毎回足入れまでは緊張しますが、お客様の笑顔を見たときに
それまでの作業が報われます。
作り手として一番嬉しい瞬間です。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](https://apego2015.com/struct/wp-content/uploads/OI000104-300x225.jpg)
aestasの靴のかかとはシームレスが基本です。
脱ぎ履きで負荷の掛かるかかと部分には継ぎは入れません。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](https://apego2015.com/struct/wp-content/uploads/OI000096-300x225.jpg)
底は、膝と腰が悪いため滑るのは避けたいというご要望でしたので、
ハーフソール仕様に致しました。
今回のお客様もそうですが、
アーチが落ちてしまっている方がとても多く見受けられます。
aestasでは、身体を支える土台としての機能を損なわないよう、
意匠としてウエスト部を絞り込むことは極力しません。
中底、カウンター、シャンク、本底、ヒール。
これらをフル活用して足を支えるよう設計していきます。
![p1040112](https://apego2015.com/struct/wp-content/uploads/P1040112-300x225.jpg)
底材に関しては、革底以外にもラバーやスポンジ素材など
製法上許す限りお客様のご希望にお応え致します。
お気軽にご相談下さい。
今回のサイドレースは、
木型代(仮縫い込み)・・・50,000円
靴代・・・108,000円(マッケイ製法、デザイン料込)
革代・・・+10, 000円(アノネイ)
シューツリー(既製シューツリーの修整)・・・15,000円
※価格は全て税抜きです。
現在の納期・・・約3ヶ月