BALLY(バリー)古いメンズシューズ2足のダブルソールを履きやすいようにレザーオールソール交換修理

P1560450 BALLY(バリー)のメンズシューズ2足を福岡県より郵送でお預かりしました。P1560451 少し古いバリーの靴になります。
P1560452 まずはウィングチップのダブルモンクです。P1560453 靴底はレザーソールでまだまだ綺麗な状態で、P1560454 靴底はレザーが2層の厚みがある「ダブルソール」になります。P1560455 靴の構造は「グッドイヤーウェルト製法」です。

なのでウェルトに縫い目が入っていますが、P1560456 レザーミッドソールとレザーソールが剥がれています。P1560457 ヒール周りもです。

原因は、グッドイヤーウェルト製法ですが、「出し縫い」の縫いはウェルトをレザーミッドソールのみを縫い、レザーのアウトソールは接着剤のみで貼り付けていることになります。

この作りはお国柄で、東欧の靴で見られます。

「オールソール交換」がしやすいためなのか?アウトソールは接着のみの構造なのですが、今回の様に接着剤が経年劣化すると剥がれてくるデメリットがあります。

この場合、剥がれた部分を「接着」のみで直しても、元ほどはしっかりと付かず、部分的にまた剥がれてくる可能性が高いです。P1560458 お客様もそれを懸念されて、この度は「オールソール交換(靴底全体作り変え)」をご希望されました。P1560459 もう1足のローファーもP1560460 全く同じの構造でP1560461 ダブルソールの靴底の剥がれが見られるので、P1560462 同じくオールソール交換をご希望されました。P1560780 <after>

修理の完成です。P1560781 レザーソールを使用し、今回はウェルト~アウトソールまで縫ったので剥がれる心配はございません。

色はダークブラウンに染めて仕上げています。P1560782 カカトはレザー&ラバーの「ラスター」です。P1560783 元のようにダブルソールの厚みは必要ないとのことでしたので、シングルソールで仕上げさせていただきました。P1560784 シングルソールにすることで、見た目はシャープになりますが、「靴の返り(ソールの曲がり)」が良くなります。P1560785 他にもご希望であれば「ラバーソール(ゴム底)」にも出来るのでご相談ください。
P1560786 お客様にも大変喜んでいただけました。

これで安心して履いていただけます。P1560788店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

国産ラスター レザートップリフト ¥1,300(税抜)

納期 2週間ほど

Bally(バリー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)