BALLY(バリー)靴底をダブルソールからシングルソールにしてレザーオールソール交換修理

P1120723BALLY(バリー)のメンズドレスシューズをお預りしました。P1120724バリーはスイスのブランドですが、お客様は以前、実際にスイスにお住いだった頃ご購入された模様です。P1120729イギリスやイタリアとはお国が違うので、靴の作り方や考え方も若干違うかったりします。P1120731アッパーの製法は「ダブルステッチ」「トリプルステッチ」ではなく「4本ステッチ」です。

細かいですね。P1120725靴底はレザーソールですが、P1120727つま先が開いてきたので修理にお持ち頂きました。P1120728靴の作りは「グッドイヤーウェルト製法」ですが、レザーミッドソールに「出し縫い」をかけ、アウトソールのレザーソールは縫わずに接着剤のみで付けている作りとなります。

バリーなどの靴でよく見られる作りです。P1120726縫いが掛かっているミッドソールは剥がれませんが、アウトソールは接着剤が古くなってきて剥がれてしまった状態になります。

一番簡単な修理方法は「接着剤のし直し」になりますが、お客様はこれを機にしっかり修理したいとのことでしたので、「オールソール交換」をさせていただきます。P1120869<after>

お客様は純正と同じくレザーソールの履き心地をお好みだったので、「レザーオールソール交換」をさせていただきました。P1120872元と同じくミッドソールを挟んで「ダブルソール」にすることは可能ですが、そこにこだわりはなく、履き心地を求めておられたので「シングルソール」にしています。P1120871今度はアウトソールまで「出し縫い」のアウトステッチがかかっているので、縫いが深く切れないかぎり靴底が剥がれる心配はありません。P1120870カカトのトップリフトはラスターのレザーを使用させていただきました。P1120868これでまた安心して履いて頂けますね。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

Italy ラスター レザートップリフト +¥1,300(税抜)

納期 2週間以内

Bally(バリー)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)