CHANEL(シャネル)パンプスの剥がれたソールを接着&ヒールの巻革交換修理

 

P1210280CHANEL(シャネル)のパンプスをお預りしました。

P1210281履き口には伸縮性のあるゴムが入っており、バレエシューズがハイヒールになったデザインです。

P1210282アッパーのつま先部は金具が覆っています。

P1210283靴底が剥がれている状態です。

修理をするには「接着」しか方法はありませんが、金具はアッパーを巻き込んでいる作りです。

金具は接着剤との相性が悪いのでこのように剥がれやすくなりますが、時間をかけて接着し直します。

P1210284続いてヒール部分です。

P1210285巻いてある革にダメージ、擦れが見られるので「巻革交換」をご希望されました。

ヒールから今の革を剥がして新しい革に交換します。

P1210574<after>

剥がれていたソールをしっかりと「接着」しました。

「接着」は日常生活で比較的馴染みがあるので簡単に思われがちですが、かなり難易度が高い修理方法になります。

今回のように金属だとなおさらですが時間を掛ける必要があるのでご了承お願い致します。

P1210573これで安心して履いて頂けますね。

P1210575ヒールは「巻革交換」で修理し違和感なく仕上がりました。

P1210576今回はどうしても同じ色合いの革が見つからなかったのですが、幸いアッパーが顔料の塗装が強い革だったこともあり、ヒール部分は準備した革を同じ色の顔料を作って着色しています。

今回は婦人靴の修理ならではの難しい内容でした。

紳士靴の修理とはまた違った繊細さが求められます。

P1210577お客様には大変喜んで頂けました。

店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

お気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

接着(両足ソール全体) ¥2,000(税抜)

巻革交換 ¥4,000(税抜

トップリフ交換 +¥1,800(税抜)

納期 3日~1週間ほど

Chanel(シャネル)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)