Clarks(クラークス)ステッチダウン製法で作られた修理不可のレディースシューズをオールソール交換修理

P1330077こんにちは東です。

Clarks(クラークス)のレディースシューズを常連様よりお預りしました。

P1330079靴底の修理のご依頼です。

クラークスの靴は特殊な構造で作られているケースが多いです。

今回お預りした靴はクラークスオリジナルの一体型ソールを「ステッチダウン製法」で作られています。

P1330080その一体型ソールが劣化により深く割れている状態でした。

この状態になると「オールソール交換」で靴底全体を作り替える必要があります。

P1330081「ステッチダウン製法」はアッパーをL字に加工し、

P1330082このように縫う構造なので、一般的には修理が出来ない構造です。

P1330083厳密に言えば修理は出来るのですが、靴の見た目が変わり、履き心地も変わる可能性があります。

 

お客様には内容をご理解して頂いた上、お受けさせて頂きました。

P1330084大分、特殊なデザインの靴なので靴底のデザインは変わりますが、

P1330085極力、靴のイメージを損ねないようにソール交換を進めさせていただきます。

P1330447<after>

オールソール交換の完成です。

P1330443靴底は「合成クレープソール」を使用しました。

P1330444構造上、足裏が触れる「中底」から交換する必要がありました。

靴を分解し、中底をレザーに交換をし、ステッチダウン製法の縫いを掛け直しています。

P1330445そしてソールを接着している作りになります。

P1330446ヒールの高さはEVA(スポンジ系素材)で高さを作っています。

見た目は変わりましたが、問題なく履いて頂けます。

P1330448店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

合成クレープソール(薄茶・8mm厚) ¥10,800(税抜)

中底交換(レザー) +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

Clarks(クラークス)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)