CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)リウェルト交換からリッジウェイソールでオールソール交換修理

P1360971CROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)のブーツをお預かりしました。

P1360973靴底の修理のご依頼になります。

レザーソールの靴底を

P1360974過去に「ハーフラバー」で補強をされている状態です。

ハーフラバーでソールを補強すればソール本体が地面と接さないので、今後「オールソール交換(靴底全体交換)」をしない状態になります。

ですが今回は、

P1360975ごくたまにある状況ですが、レザーのウェルトが裂けていました。

P1360976中から白く見えるのは「掬い縫い」の糸です。

糸にダメージはありませんが、やはりウェルトが裂けているので、部分的修理は出来ず、「オールソール交換」をする必要があります。

アウトソールのみを交換する通常のソール交換に加え、「リウェルト」というウェルト交換も行う必要があります。

P1370776もちろん靴の構造は「グッドイヤーウェルト製法」になります。

靴を大きく分解した後、新しいレザーウェルトを取り付ける「リウェルト」をした状態になります。

リウェルトの修理は手縫いでウェルトを取り付ける、靴作りの工程に近い内容なので修理のお時間と費用が掛かります。

P1370775グッドイヤーウェルト製法の靴はウェルトの状態はとても大切です。

ウェルトの状態がよくないとソールが取り付けできません。

これで土台はしっかりしました。

P1370866<after>

お選びいただいたソールはイギリスの「リッジウェイソール」です。

P1370867悪天候の日でも活躍できるソールです。

P1370865靴の雰囲気ととても似合いますね。

もちろん元のようにレザーソールも使用可能です。

P1370869リッジウェイソールを使用した場合は、基本「レザーミッドソール」を挟み、ダブルソール仕様にします。

リッジウェイソールの凸凹はサイドから見えず、ソールの内側に位置しているのでシングルソールだと薄く見えてしまいます。

P1370868新しくなったレザーウェルトにしっかりと縫いが入ります。

P1370870今回はウェルトが裂けるアクシデントでしたが、これを機にソールも大きく変えたので新たな気分で履いていただけると思います。

P1370871ソールが変わっても靴のバランス等が損なわないように修理をするのでご安心ください。

P1370872お客様にも大変喜んでいただけました。

P1370873店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

リッジウェイソール(黒)オールソール交換 ¥15,800(税抜)

レザーミッドソール +¥2,500(税抜)

リウェルト(シングルウェルト) +¥9,000(税抜)

納期 1ヶ月~

Crockett&jones(クロケット&ジョーンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)