Dr Martens(ドクターマーチン)のメンズシューズを豊島区よりお持ちくださいました。
アッパーはグリーンのガラス革のレースアップシューズです。
靴底の修理のご依頼です。
マーチン特有の純正ソールですが、 見た目は問題ありませんが、
珍しくソールにに剥がれが見られます。
なのでこれを機に「オールソール交換」をご希望されました。
ドクターマーチンは他のイギリス靴と同じくウェルテッド製法で作られています。
ただ、素材が特殊なPVCを使用されており、「出し縫い」と呼ばれるソールとの縫いがない特殊な構造になります。 ソール交換では修理方法を悩む靴でもあります。
幸いウェルトにはダメージがないので「リウェルト」と呼ばれるウェルト交換までする必要はありません。
リウェルトとした場合、素材はレザーに変更となります。価格が高い修理となるのでその際はご検討いただければと思います。 お客様は靴の仕上がりのイメージをしっかりとお持ちだったので
好みの仕様にさせていただきます。
<after>
「オールソール交換」の完成です。 使用したのはスポンジ素材の「ビブラム2021ソール」の黒です。
弾力性のあるPVCのウェルトに2021ソールをダイレクトで接着すると今後、歩行時に剥がれる可能性があるので、「ラバーミッドソール」を接着のみで貼り付けた後、2021ソールを接着しました。
ラバーミッドソールはウェルトと縫うのが理想ですが、ドクターマーチンではそれが出来ないのでこの方法で修理をさせて頂きます。ウェルトが損傷している場合はこの修理は出来ないのでご了承お願い致します。
アウトソールは柔らかいスポンジ系の素材のみのご対応となります。
デザインは変わりますが違和感はない仕上がりです。
お客様にも大変喜んでいただけました。
これで気分新たに履いていただけます。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
・vibram ♯2021ソール(黒)オールソール交換 ¥12,800(税抜)
・vibram ラバーミッドソール(黒・3mm厚) +¥2,000(税抜)
納期 2週間以内