こんにちは東です。
EDUARD MEIER(エドワードマイヤー)を常連様よりお預りしました。
エドワードマイヤーをお預りしたのは初めてです。
ミュンヘンにあるドイツ最古の歴史あるシューメーカーになります。
10年ほど前にバックパッカーでミュンヘンに訪れたがあるのですが、行けばよかったと今になって思いました。
ドイツ王室御用達の模様です。アッパーはスムース&スエードコンビのブローグシューズです。
お客様曰く1990年代頃の靴とおっしゃっていました。
東欧の方の靴で見られるボールジョイント(屈曲部)にパーツがある珍しいデザインです。
靴の構造上、この部分にパーツがあると歩行時に違和感を感じないのかな?と思っていましたが、
実際、ステッチは飾りで、革のパーツは上から被せているものでした。
色々と勉強になりますね。
お客様は靴のサイズ感に緩さを感じておられました。
足長と靴は合っていますが、履き口が広めなデザインバランスと、スエードの柔らかさで違和感を感じる模様です。
この場合、当店ではまずインソールで調整をおこないます。
中底の形状に合わせ革でインソールを作ります。
サイズ感によっては裏からコルクで厚みを出す場合もございます。
それを靴本体に
敷き直すと違和感がなく仕上がります。
ご要望が多いフィッティング調整ですが、厚みや方法はいくつかあります。
靴の構造と足との相性で良い方法をご提案できればと思います。
続いて靴底です。
このままレザーソールで履かれるのをご希望ですが、
つま先部は金属製の「ヴィンテージスティール」を取り付けます。
ただ「出し縫い」のステッチが浅めで、ヴィンテージスティールを取り付ける際に糸に負荷が掛かるのを気にされておられたので、
<after>
TRIUMPH(トライアンフ)のビーンズ型ヴィンテージスティールをお選び頂きました。
これはレザーソールを削ることなく、上からビスで固定するのみの取り付け方法です。
レザーソールの上にスティールが乗っている状態なので、歩行時に感触を感じやすいかもしれませんが、簡易的に取り付けが出来ます。
補強で使用頻度は少なめですが、選択肢の一つで考えて頂ければと思います。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
ありがとうございます。
TRIUMPH ビーンズ型ヴィンテージスティール ¥2,500(税抜)
フィッティング調整(レザー&3mmコルク) ¥3,000(税抜)
納期 翌日~3日程