EDWARD GREEN(エドワードグリーン)純正を意識して元を再現するようにレザーオールソール交換修理

P1250363こんにちは東です。

EDWARD GREEN(エドワードグリーン)をお預かりしました。

とても雰囲気がある内羽根フルブローグで格好いいですね。

P1250364実はこちらのウィングチップのデザインは「イミテーション」になります。

プレーントゥ(革の貼り合わせがないつま先部)に、ウィングチップのステッチとパンチング(穴飾り)を施したデザインです。

革の貼り合わせがないという構造です。

残念なことに修理後の靴磨きの段階で気が付きました。

それほど自然に仕上げられている気がいます。

P1250365

この度は靴底の修理でお持ち頂きました。

純正の状態にヴィンテージスティールで補強をされています。

P1250366レザーソール面にはまだ擦れによる穴は見られませんが、中心部を指で押すとかなり薄く、穴が開く直前の状態です。

P1250367今の段階でカカトのトップリフトを交換してもすぐにソール交換をする事になるので、今のタイミングで「オールソール交換」をするとお客様は英断されてお越しくださいました。

P1250368「グッドイヤーウェルト製法」で作られている靴のソール交換の選択肢は多いので、お客様とお好みの材料、仕様をお話しした上で作業を進めさせていただきました。

P1250579ソールはレザーを使用します。

エドワードグリーンで採用されているドイツの高級レザーソール「レンデンバッハ」の使用も可能ですが、今回はイタリアのものを使います。

縫い目を見せる「オープンチャネル」はオプション費用を頂きませんが、一手間加えた「ヒドゥンチャネル」で加工をしている段階です。

P1250580革包丁で革を端から薄く起こし、掘った溝に「出し縫い」で縫います。

この後、革を伏せるとレザーソール表面から縫い目が見えないフォーマルな仕様になります。

P1250622<after>

オールソール交換の完成です。

エドワードグリーンのオリジナルを意識して仕上げました。

P1250623レザーソールは「半カラス仕上げ」で染めて仕上げます。

P1250624つま先は今後擦り減らないように今の時点で「luluヴィンテージスティール」をご希望されました。

P1250625カカトはイタリアのラスターで化粧(真鍮釘)を再現して打ちました。

イギリスのラスターの使用も可能ですが、少し費用が高いので消耗品と考えて気にされない場合はこちらを通常仕様としています。

P1250626ソールにも厚みが戻り、またご使用して頂けますね。

P1250627さすがに雨の日には履かれないと思いますが、ダイナイトソールなどのラバーソールにも変更は出来るのでご相談下さい。

P1250628お客様にも大変喜んで頂けました。

P1250629店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

Italy ラスター レザートップリフト +¥1,300(税抜)

ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)

半カラス仕上げ +¥2,000(税抜)

化粧釘 サービス

靴磨き オールソールの場合はサービス

lulu ヴィンテージスティール ¥3,000(税抜)

納期 2週間以内

Edward Green(エドワードグリーン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)