GAZIANO&GIRLING(ガジアーノ&ガーリング)のパターンオーダーシューズをお預りしました。
イギリスを代表するシューメーカーです。
先月から先輩が渡英してガジアーノで働いているので元気にしているか気になります。
カーフ&スエードのコンビに後ろまでラインが流れている内羽式です。
カジュアルなデザインですがとても上品にまとまっていて雰囲気があります。
まずは靴底です。
カカトのトップリフトが擦り減っているので新しく交換します。
続いてアッパーのつま先部です。
右足内側あたりに深いキズが見られました。
革の吟面(表面)がなくなっている状態です。
アッパーのつま先は「靴の顔」で一番見える箇所ですが、一番キズが付きやすい箇所でもあります。
この箇所の修理依頼はよくいただいています。
革の質、キズの状態、深さによって補修方法は異なるのであまりブログには公開していませんが、出来るだけ目立たなくなるよう作業を進めさせていただいています。
また、履きジワ(靴の屈曲部)の割れもよくお問い合わせをいただいていますが、履きジワの修復は基本難しいです。
<after>
お客様はレザートップリフトに特にこだわりはないとのことで、ビブラム社のラバートップリフトに新しく交換させていただきました。
トップリフトを交換するとヒール周りの革も仕上げ直してお渡ししています。
つま先部のキズもほとんど目立たなくなりました。
お預りした状態と同じくワックスで「ハイシャイン」をして仕上げています。
まずはお気軽にご相談ください。
ありがとうございます。
vibram ♯5350 ラバートップリフト交換 ¥2,500(税抜)
アッパーキズ補修(修理方法による)
Gaziano&girling(ガジアーノ&ガーリング)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)