イギリスの靴メーカー「GRENSON(グレンソン)」のチャッカブーツをお預りしました。
アッパーに使用されている革はイギリスの「チャールズ・F・ステッド社」のネイビーカラーで、個人的に好きな雰囲気です。靴底のラバーソールは雨の日用にも人気のあるイギリスの「ダイナイトソール」です。
まさにイギリス尽くしのブーツですね。
お客様は「オールソール交換」の修理でお持ち頂きました。トップリフトのダイナイトヒールはだいぶ減っており、
ダイナイトソールの中心部は指で押すと、すごく薄くて柔らかい状態です。
ラバーソールは交換のタイミングが難しいと思われますが、ソール中心部の凸凹がなくなってきたらオールソール修理と判断して頂いてよいと思います。「グッドイヤーウェルト製法」はオールソール交換が出来ることを前提に靴が作られています。
なのでオールソールの際は、レザーソール、または多くの種類のラバーソールに交換も可能です。
お客様との打ち合わせによりイギリスの「リッジッウェイソール」を使用する事になりました。「リッジウェイソール」は「ダイナイトソール」と同様、雨の日にも適したラバーソールです。
ドレスシューズ仕様なのですっきり見えるように凸凹はソールの内にあります。
なのでラバーソールの端の厚みはだいぶ薄いので画像のようにレザーの「ダブルソール」に加工しています。シングルウェルトのシャープなカカト周りにリッジウェイソールはどうかな?と思いましたが、自然に良い感じで仕上がりました。
ソールとヒールはセパレートの構造なので、修理の際はトップリフトのリッジウェイヒールのみ交換ができます。
ダブルソールのレザー、カカトの積み上げのレザーは黒に染めて仕上げています。
今回ご紹介した「ダイナイト」「リッジウェイ」以外にもラバーソールにもたくさん種類があるので店頭のサンプルからお好みのものをお選び出来ます。
お気軽にご相談下さい。

店頭での受付だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。
ありがとうございます。
リッジウェイソール オールソール交換 ¥15,800(税抜)
レザーミッドソール +¥2,500(税抜)
納期 2週間以内