GUCCI(グッチ)スタッズ付きバレエシューズのオールソール交換とハーフラバー補強

こんにちは。柴田です。

P1230568GUCCI(グッチ)のバレーシューズをお預りしました。
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リボン付きのシンプルな黒のバレエシューズに同色のスタッズが全体にあしらわれたデザインです。
P1230571お客様はソールの全体的な擦り減りを気にされお持ちくださいました。

ソール近くのスタッズがいくつか無くなってしまっていますが、こちらの取り付けは当店ではお断りさせていただく場合が多いのでご了承下さい。

P1230572レザーソールにゴムのカカトが付いているタイプです。

P1230573カカトのゴムも擦り減りが大きく、
P1230574レザーソール全体も薄くなっています。

P1230575とくに前半分は、アッパーが地面と接しやすくなっているため、

 

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革が擦れたり装飾のスタッズも取れてしまっている箇所が多くなっています。
P1230577ソールの消耗具合などによっては、カカトのゴムの交換とハーフラバーで補強するだけでもいいのですが今回はお客様との相談の結果、オールソールをすることになりました。

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元のレザーソールと同じように型を取り、新しい革でソールを作り直しました。
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作り変えたことで見た目にも綺麗になりサッパリとした印象です。

P1230598レザーソールのままですと修理する前のように、ソールだけでなく靴全体へのダメージも起きやすくなってしまうので新しいソールになった初めのタイミングでハーフラバーも取り付けました。

P1230599レザーとハーフラバーは段差もなく一体感のあるよう仕上げています。

P1230600減っていたカカトもビブラム社のラバーを取り付けています。
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オールソール修理をした場合には靴全体の磨きはサービスさせて頂いております。

取れてしまったスタッズの取り付けは出来ませんでしたが、アッパーの擦れやスタッズが付いていた跡が目立たなくなったので元の状態よりは気にならないかと思います。

P1230602磨くと全体的に印象が変わりますね。

P1230603カカトは高さが戻りバランスが良くなりました。

P1230604 大がかりな修理ですが靴の雰囲気は損なわず、元より綺麗な印象に仕上がりました。
P1230605今後はオールソールまではせずにハーフラバーとかかとを繰り返し修理することができます。

長い目で見るとお財布にも靴にもやさしいベストな修理だと思います。

店頭だけでなく郵送でも修理を承っております。気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 

レザーオールソール交換(レディースパンプス) ¥9,800(税抜)

FILIPS ハーフラバー¥2,700(税抜)

納期 2週間以内

Gucci(グッチ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)