J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)シグニチャーローファーの穴が開いた内側カカト部分の革をカウンターライニング(腰裏補強)&つま先をレザーで補強修理

P1270943こんにちは東です。

J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)のシグニチャーローファーを都内遠方よりお持ち頂きました。

P1270944シボ革がいい表情ですね。

ウエストンのローファーはご愛用されている方も多く、名作ですね。

P1270945まずは靴底の修理です。

P1270946ソールにはまだ厚みがあるので「オールソール交換」にはまだ早いですが、

P1270947つま先部はなだらかに擦り減っています。

P1270948ある程度履き込んで、靴に返りも出来ているのでおそらくここからはなかなか擦り減らないと思います。

ですがその上のレザーウェルトに達するのが心配なので、つま先部を補強します。

P1270949続いてライニング(靴の内側の革)の修理です。

P1270950足との摩擦により穴が開いている状態です。

アッパーとライニングの間には「カウンター」と呼ばれる革の芯が入っています。

硬さのあるカウンターがあることで靴の中に足がしっかりと納まり歩行出来ます。

このままの状態で履かれるとカウンターに負荷が掛かり、形状が崩れ、履き心地にも影響します。

P1270951修理方法としては内から革をあてるのですが、革が剥がれないようにトップライン(履き口)は縫います。

ですがウエストンのローファーはトップラインに縫い目がない構造です。

以前は縫い目が出ないように補強をさせていただく事もありましたが、出来れば縫い目が入る形でお受けさせていただければと思います。

P1270981<after>

つま先部は純正のような感じが良いとのことで、「レザー」で補強しました。

色は黒く染めて仕上げています。

P1270982厚みも元に戻り、安心して履いて頂けます。

P1270984カカトは「カウンターライニング」という修理メニューになります。

ライニング用の革を裏からあて、トップラインを縫っています。

P1270985先程お伝えしたように縫い目がアッパー革にも入りますが、個人的にはさほど気にならないと思います。

P1270983このように靴の状態をたまに点検し、小まめに修理をすることで靴の寿命は飛躍的に延びます

P1270986店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

つま先レザー補強 ¥2,500(税抜)

カウンターライニング(短靴・両足) ¥3,500(税抜)

納期 2日~5日程

J.m.weston(ジェイエムウエストン)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)