常連のお客様からJOHN LOBB(ジョンロブ)の修理をお持ちいただきました。
クラシックのイメージが強いジョンロブですが、お預かりした靴は「ラバーソール」「ダブルソール」「ダブルウェルト」「出し縫いのピッチ幅の広さ」「オイルドレザーのアッパー」「表ハトメ加工」など内羽デザインながらカジュアルな印象で作られています。
今回は【オールソール】で修理します。
「キング・オブ・シューズ」と呼ばれるだけあり、ジョンロブはオールソールで靴を分解してみると「使用している素材」「見えないところの丁寧な作り」など感心することが多いです。
既成靴の金メダル候補ではないでしょうか?
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トップリフトは交換していますが、ソールはJOHN LOBBのオリジナルです。<after>
出来るだけイメージが近いソールということで、同じイギリスのDinite sole(ダイナイトソール)の茶色を使用して【オールソール】しました。 <before>
横から見た感じです。<after>
コバもしっかり整え、靴磨きをしています。 <before>
ライニング(裏革)のカカト部分に穴が開いてきているので修理します。 <after>
【カウンターライニング】で修理しました。使用していくと革の色合いも周りと馴染んでいきます。ありがとうございます。
Dinite sole オールソール ¥14,800(税抜)
カウンターライニング ¥3,500(税抜)
納期 2週間ほど