JOHN LOBB(ジョンロブ)ローファーcampus(キャンパス)カカトのトップライン補強&カウンターライニング修理

P1240147こんにちは東です。

JOHN LOBB(ジョンロブ)のローファー「campus(キャンパス)」を常連様よりお預りしました。

P1240149お客様は海外でお住いだったこともあり、大変長くご愛用されています。

P1240150今回は靴底ではなくアッパーの修理でお持ち頂きました。

P1240153負荷が掛かりやすいカカト部分になります。

P1240151ライニング(靴の内側の革)に穴が開いている状態です。

歩行時の足との摩擦によりこうなります。

中からは「カウンター」と呼ばれる革の芯が見られます。

カウンターは靴のカカト部分の形状をしっかり保つ部材で、カウンターにまでダメージが広がった場合は、靴のカカト部分の形状も歪み、履き心地も損ないます。

なのでライニングに穴が開いた場合はお早めに補強の修理をオススメします。

P1240152続いて「トップライン(履き口)」にもダメージが見られます。

今回はライニングに加え、トップラインも補強をさせていただきます。

P1240154ローファーのトップライン構造はデザインによって様々です。

それぞれの構造に適した方法で作業を進めます。

P1240174<after>

ダメージがあるトップラインを薄く加工した黒の革で被せるように加工しました。

P1240175元の折り込みに繋げるようにしています。

厚みなどを考慮して作業をしているので、このくらい至近距離で見ないと修理をした痕跡は分かりにくいと思います。

P1240177穴が開いていたライニンギ部分は「カウンターライニング」という修理メニューで革をあてて補強しています。

P1240178これで安心して履いて頂けますね。

P1240179アッパーは「靴磨き」でしっかり保革して完成です。

P1240180これでまだまだご愛用して頂けると思います。

P1240182店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。

ありがとうございます。

 

カウンターライニング(両足) ¥3,500(税抜)

トップライン補強 +¥2,000(税抜)

靴磨き(短靴) ¥1,000(税抜)

納期 翌日~3日程

John Lobb(ジョンロブ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)