JOHN LOBB(ジョンロブ)Uチップ「バロス」のダブルソール仕様の靴底をレザーオールソール交換修理

P1250881こんにちは東です。

JOHN LOBB(ジョンロブ)のUチップ「Baross(バロス)」をお預かりしました。

P1250884お客様は靴底の修理でお持ち頂きました。

過去にカカトとレザーソール面を修理されています。

P1250885おそらくレザーソールが薄くなったので、レザーソールの上にハーフレザーソールを接着で貼り、修理をしたのだと思います。

P1250886状態を確認すると、接着面は剥がれ、

P1250887つま先部を中心に擦れが見られます。

P1250888元々、レザーソールが2層構造で厚みのある「ダブルソール仕様」に加え、上からレザーソールを足して修理をしているので「トリプルソール」になっています。

ここまで厚みがあると固くて靴に屈曲がないので、特につま先部が大きく擦り減ってしまいます。

P1250889お客様からは「一番いい方法で修理をして欲しい」とのご要望です。

修理方法を悩みましたが、この度は元の状態に戻すように「オールソール交換」を進めさせていただきました。

P1260027レザーミッドソールにダメージはなかったのでそのまま残し、アウトソールを新しいレザーソールに交換をします。

純正と同じく「ヒドゥンチャネル」で革を起こし、縫いをかけます。

P1260026「ダブルウェルト(カカトからつま先まで一周縫い)」です。

P1260216<after>

作業工程は飛びますが、オールソール交換の完成です。

P1260215レザーソールはライトブラウンカラーに染めて仕上げています。

P1260217ソールの厚みは元と同じダブルソールになりました。

レザーウェルト~アウトソールまで縫っているので剥がれる心配はございません。

P1260219今回は純正を意識してソール交換をしましたが、つま先部の擦り減りが気になれば「ヴィンテージスティール」などでの補強をしても良いと思います。

P1260214カカト部分は「ダヴテイル」のレザー&ラバートップリフトで交換をしています。

P1260218コバ、ヒール周りもしっかり仕上げているので、引き締まった印象です。

P1260213これで安心して履いて頂けますね。

P1260220店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

Italy ダヴテイル レザートップリフト +¥1,300(税抜)

ヒドゥンチャネル +¥2,000(税抜)

納期 2週間以内

John Lobb(ジョンロブ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)