MAGNANNI(マグナーニ)オパンケ製法の靴をハーフレザーソール交換&ハーフラバー補強修理

 

こんにちは。柴田です。

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MAGNANI(マグナーニ)のダブルモンクをお預りしました。

P1270369ストラップ部分から甲にかけて、ラインが入った変わったデザインです。

P1270371この度はソールに穴が開いたためお持ち頂きました。

P1270372この状態になるとオールソール交換のタイミングですが、

P1270373こちらは踏まず部分のソールをアッパーに沿わせているオパンケ製法で作られています。

P1270374アッパーに沿わせて縫っているので通常のオールソールと同じように交換するのが難しい製法です。

多少ソールの雰囲気が変わってしまう場合もあるので、当店ではハーフレザーソール交換という修理をお薦めしています。

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アッパーに沿っている部分より前のソールをカットして新しいレザーソールを繋ぐ方法になります。

P1270383繋いだ時に段差が出ないように斜めに削ぐようにカットしました。

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5mm厚のハーフレザーソールを使用します。

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加工したソールをつけて縫いを掛けました。

繋いで重なっている部分も縫われています。

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プラス、今回はハーフラバーも取り付けるのでラウンド上に加工しています。

繋ぎ目より下の方までラバーを貼るので、真ん中の縫えない部分の剥がれや、浸水を防いでくれます。

レザーの雰囲気を楽しみたい場合にはラバー無しも可能ですが、見た目や強度の面からも貼ることをお薦めします。

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仕上げる前のサイドのコバです。斜めに加工したソール同士が重なっているのが見えますね。

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〈after〉

ハーフラバーを貼って完成です。

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サイドも着色して仕上げると繋ぎ目もほとんどわかりません。

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オールソールでは消えてしまうロゴやオパンケの部分も残っています。

靴の雰囲気はそのままですが、補強もされているのでまだまだ履いて頂く事が出来ますね。

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店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

靴の状態やお客様の希望に合わせて修理方法を提案しますので、気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 

ハーフレザーソール交換(5mm厚・縫いあり) ¥8,500(税抜)

FILIPSハーフラバー(メンズ) ¥3,000(税抜) 

 

納期 2週間以内

Magnanni(マグナーニ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)