Maison Margiela(メゾンマルジェラ)足袋ブーツをレザーオールソール交換で作り替える&ヒール補強の修理

P1250998こんにちは東です。

Maison Margiela(メゾンマルジェラ)のレディースの足袋ブーツをお預りしました。

P1250999今回も特殊な修理内容になります。

P1260001靴底を確認すると、

P1260002レザーソールのままの状態で履かれており、ソールが大きく擦り減っていました。

P1260003部分的に無くなっている箇所も見られ、ソールも斜めに薄くなっているので、今回は部分修理ではなく「オールソール交換」で靴底を作り替えます。

P1260004続いてカカト部分は先端のトップリフトが無くなり、プラスティックヒールが見えている状態です。

P1260005後部から確認すると、

P1260006そのままの状態で長く履かれていた模様で、大きく傾いている状態でした。

P1260007バランスよく歩行していただく為に、カカト部分も修理をします。

P1260008まずは靴を分解します。

P1260009「古いレザーソール」→「型紙」→「新しく作ったレザーソール」です。

厚みなども計算して再現します。

レザーソールにある「Maison Margiela」の刻印が無くなる点はご了承お願い致します。

P1260041レザーソールを取り付け後、ヒールも補強しました。

元の高さに合わせて革で断層を作りました。

P1260042元々はプラスティックヒールの表面に薄い革を巻いてある構造です。

「オールソール交換」の際にヒールが擦り減っていたら、本来はヒールを作りますが、今回の円柱形状のヒールは作れません。

プラスティックヒールに革で補強するのは最善ではありませんが、今回は特殊な形状なのでこの方法を選択させていただきました。

P1260044手でペーパーを掛け&着色して仕上がると、ほとんど違和感がなく仕上がりました。

P1260046トップリフトは耐久性のあるビブラム社のラバーを取り付けています。

P1260043ヒールのバランスも元に戻りましたね。

P1260047レザーソールも新しくなり、

P1260048今後はソール面が擦り減らないようにこの時点で「ハーフラバー」で補強しました。

もちろん足袋形状に加工します。

P1260049厚みも違和感がなく

P1260050仕上がりました。P1260045これで安心して履いて頂けますね。

P1260051店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

ありがとうございます。

 

Italy レザーオールソール交換 ¥13,800(税抜)

FILIPS ハーフラバー(黒) ¥2,700(税抜)

ヒール加工 状態による

納期 今回は2~3週間程

Maison Margiela(メゾンマルジェラ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)