MANNINA(マンニーナ)靴磨き&カカトの内側をカウンターライニングで補強修理

 

P1210821MANNINA(マンニーナ)をお預りしました。

P1210823「マンニーナ」はイタリア・フィレンツェにあるオーダー靴工房です。

当店のお客様はフィレンツェに行かれた際に靴を作られた方も多いです。

P1210822お持ち頂いたお客様は25年前に購入された模様です。

ここ数年は自宅で保管されていた模様ですが、近所に当店があることを知り、また履きたくなり修理・メンテナンスにお持ち頂いた流れです。

P1210824ご覧の通りカカトには繋ぎ目がない「シームレス」仕様です。

既製靴だとジョンロブに見られますが、シームレスは機械でなく手作業でないと「吊り込み」をいう革を木型に沿わせる工程が出来ないので、オーダーならではの手間暇がかかった仕立てです。

P1210825修理箇所はアッパーになります。

トップライン(履き口)はアッパー(表革)とライニング(裏革)の間にある補強の「ビーディング(玉出し)」が破れていました。

多少デザインは変わりますが、強度を持たせるため革を挟んで補強します。

P1210826ライニングにも擦れにより穴が見られます。

中に見える「カウンター」の革に負荷が掛からないように上から革をあてて補強します。

P1210827続いて前を確認するとUチップは手縫いの「ツイストモカ」です。

手作業ならではの仕様が嬉しいですね。

P1210828アッパーは過去に「靴磨き」などでメンテナンスされたことがなく革が乾燥している状態です。

屈曲部は薄く割れている箇所も見られますが、アッパーの割れは基本修復不可能です。

P1210829ですがクリームを入れ保革することでヒビ割れのリスクを軽減できます。

しっかりお手入れさせていただきます。

P1210843<after>

履き口は近い色合いの革を被せるように加工しました。

P1210844これで強度は高まります。

靴ベラを使用せずに靴を履かれると負荷が掛かる箇所になります。

P1210845ライニングは上から革をあてて補強しています。

P1210846これで安心して履いて頂けますね。

P1210847アッパーは「靴磨き」でクリームをしっかり浸透させて磨きました。

革に艶が戻りました。

P1210848アッパーに使用されているのはタンニン鞣しの経年変化をする革です。

イタリアのバッグや小物で使われるケースが多いです。

使い込むと風合いが増すので変化も楽しめます。

P1210849コバ(ソールのサイド部分)、ヒール周りの革も仕上げ直し、良い印象になりました。

P1210851お客様にも大変喜んで頂けました。

綺麗に仕上がるよう丁寧に作業をさせていただくので安心してお任せください。

ありがとうございます。

 

靴磨き(短靴) ¥1,000(税抜)

カウンターライニンング(短靴) ¥3,500(税抜)

トップライン補強 ¥2,000(税抜)

納期 3日程

Mannina(マンニーナ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)