MANOLO BLAHNIK(マノロブラニク)のパンプスを都内遠方よりお持ちくださいました。
人気のスワロフスキーパンプスです。
この度は靴の内側(ライニング)の修理のご依頼です。
カカト部のライニングに負荷が掛かり、レザーに穴が開いている状態です。
アッパー(表革)とライニング(裏革)の間には「カウンター」と呼ばれるカカト部のホールド感を高める芯材が入っています。
ですがライニングに負荷が掛かり、穴が開くとカウンターに直接負荷が掛かるようになるので、カカト部分はふにゃふにゃになり、ホールド感が損なわれてしまいます。
見た目だけでなく履き心地ににも大きく影響するので補強する必要があります。
紳士靴で多い修理になりますが、今回の様にパンプスでもたまにある修理内容です。 <after>
「カウンターライニング」という修理メニューです。
上から革をあてて補強をします。 元のようにあえてレザーの裏部分を表面にして取りつけています。
ローファーやパンプスなど靴が脱げやすい靴は、歩行時にカカトが引っかかりやすいようにレザーの裏を表に使用するケースが多いです。
レザーの厚みなど修理した感が出ないように加工をしているので違和感はありません。 トップライン(履き口)は元の縫い糸の穴を拾うように縫っているので、違和感がなく仕上がり、剥がれる心配はありません。
靴底の修理と比べて地味な修理メニューですが、大切な靴を長くご愛用していただくには大切なメンテナンスです。
これで安心して履いていただけます。店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございます。
・カウンターライニング ¥4,500(税抜)
納期 1~2週間ほど