こんにちは東です。
PADMORE&BARNES(パドモア&バーンズ)のレディースブーツを千葉県より郵送でお預りしました。
パドモア&バーンズは1934年にアイルランドで創業した靴メーカーの模様です。
過去に同ブランドを修理したことがあり、お客様はブログをご覧になってメンテナンスをお任せくださいました。
ご購入されてから20年近くご愛用されている模様で、アッパーの擦れなどが気になっておられました。
「クリーニング」で長年の汚れを落とし、乾燥している革を「靴磨き」でしっかり保革します。
靴底は生ゴム素材の「クレープソール」になります。
カカトが擦り減っている他に、
実はソール前部も薄くなっている状態です。
クレープソールには穴は開かないので、この状態になれば「オールソール交換」で靴底を作り替えるのをオススメします。
今回、再現するようにオールソール交換を行いますが、クレープソールにだいぶ劣化によるベタツキがあるので、「ミッドソール」から交換をします。
これからまた
履いて頂けるよう
しっかり修理をさせていただきます。
<after>
オールソール交換の完成です。
元と同じクレープソールを使用しました。
さすがに見た目が大きく変わりますね。
クレープ素材のミッドソールと靴本体を「マッケイ縫い」で縫い、その下にウェッジ形状でクレープソールを取り付けている構造です。
アッパーは「クリーニング」後、保革して仕上げたのでしっとりした革の印象に戻りました。
保革することで擦れていた部分もほとんど目立たなくなります。
変に着色するよりこちらの方が自然に仕上がります。
クレープソールの厚みも元を再現しているので、見た目、履き心地に違和感はないと思います。
これでまだまだご愛用して頂けますね。
店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
ありがとうございます。
靴クリーニング(ブーツ) ¥5,000(税抜)
クレープソール オールソール交換 ¥12,800(税抜)
ミッドソール交換(クレープ) +¥2,000(税抜)
納期 2週間程
Padmore&barnes(パドモア&バーンズ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)