PORSELLI(ポルセリ)バレエシューズの靴底を街履きようにラバーで作り変える修理方法

P1500016 PORSELLI(ポルエリ)を常連様よりお預かりしました。P1500017 ポルセリはイタリアのバレエシューズです。

当店は修理のご依頼が多いメーカーの一つです。P1500018 ポルセリはバレエシューズなので、路上で履かれるのは適していない構造になります。P1500019 靴底を確認すると、P1500020 「ステッチ&リターン製法」の薄いレザーソールの靴底です。

基本、このソールは「返りが良い(靴底の曲がりが良い)」のをメリットに作られているので、路上で履くには耐久性が心配されます。P1500021 ヒール部は全面レザーです。

おそらくバレエで滑りが良いために使用されていると思いますが、路上で履かれるととても滑る&擦り減りが早いので、こちらも手を加えます。
P1500039 <after>

地面との接地面をしっかりラバー(ゴム)でカバーしました。P1500040 レザーソール部は「ハーフラバー」で補強をし、P1500041 カカトも全面ラバーを使用しています。P1500042 カカトに関しては元のレザートップリフトを剥がし、同じ6mm厚のラバートップリフトの交換をしています。

新品なので少しもったいない気がしますが、元のレザートップリフトの上にこの6mmラバーを付けるとヒールが高くなり、歩行しにくさと靴に負荷が掛かってしまうので良くありません。

他に、元のレザートップリフトの上に「ハーフラバー」が貼れないか?とのご相談もいただきますが、ハーフラバーの厚みは1mm~2mmと薄く、カカトに使用するには耐久性がなく、2~3回ほど履くとハーフラバーの厚みを超えて擦り減ってしまいます。
P1500043 なのでポルセリの靴に関しては今回の方法で補強をさせて頂いています。

これで安心して履いていただけます。P1500044店頭だけでなく郵送でも修理をお受けしています。

まずはお気軽にお問い合わせください。

ありがとうございます。

 

vibram ハーフラバー(ベージュ) ¥2,700(税抜)

vibram ラバートップリフト交換 ¥2,000(税抜)

納期 翌日以降

Porselli(ポルセリ)の修理事例 | apego(アペーゴ) (apego2015.com)